2013年02月28日

山本剛史さんのこと

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山本剛史さんの作品はCWAJ版画展などで、以前から拝見していたのですが、
初めてお仕事の話をさせていただいたのは、7〜8年くらい前でしょうか。国立での企画展の作家さんを探していたところ、ご近所だとわかり、アポイント後、山本さん宅に訪ねて行きました。「画商さんがうちに来るのは初めてなんです。」とおっしゃっていました。
当時、山本さんは一人暮らしで、一人暮らしの男性宅にあがるなんて、付き合っていない限りまずありえないので(笑)何だか少々照れくさかったのを覚えています。

余談になりましたが、明日から山本さんの個展をします。
山本さんは版画家ですが、版画のみならず、オブジェ作品、版画を文字盤に使用した時計や、陶芸などいろいろな展開をされています。ふだんの生活に、ちょこっと素敵なものを取り入れることを提案できる展示になればいいなあと思っています。

山本さんは、言葉で多くのことを語るタイプのアーティストではありませんが、昨年のコートギャラリーで開催したチャリテイ展、IMAGINE FUKUSHIMA展では、実際に福島第一原発から20キロ付近や陸前高田まで行かれて、それを作品にして下さいました。
静かな印象の山本さんですが、気持ちの熱い方なのでしょう。
たくさんの方にご覧いただきたいです。

2013年3月1日(金)ー11日(月)*火・水休み 11:00−18:00
Watermark arts and crafts
〒186−0002 東京都国立市東京都国立市東2-25-24 2F 
山本さんの作品→
http://www.h4.dion.ne.jp/~w-mark/yamamoto_takeshi/index.html

今回は新作を中心に、昨年IMAGINE FUKUSHIMA展のために制作していただいた作品、旧「国立駅舎」の作品もご覧いただけるようにする予定です。

*IMAGINE FUKUSHIMA 作品の売り上げの一部を福島復興の為に寄付いたします。
 http://www.facebook.com/pages/IMAGINE-FUKUSHIMA%E5%B1%95-/231221950279842
*「サンキューアートの日」 www.39art.com/ 3月9日(土)は夜9時までオープンします。
*「未来郵便局」も設置しています。
開発好明さんの「未来郵便局」は、来場された方が会場に用意した便箋と封筒を使って、一年後の自分自身、あるいは大切な人に向けて手紙を送るものです。

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2013年02月03日

くにたちでも引き続き「爲金義勝展−祈りのかたち」始まります。

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2月7日(木)−18日(月) *火・水休み 11:00-18:00(最終日17:00まで)
作家在廊 2/7(木)15( 金) 18(月) 午後予定
Watermark arts and crafts
〒186−0002 東京都国立市東京都国立市東2-25-24 2F watermark@k4.dion.ne.jp 042-573-6625

調布のギャラリーみるめさんで見逃された方、くにたちでも爲金さんの作品をご覧いただけます。

「希望」「祈り」のシリーズの作品を作り続けている爲金さんから昨年いただいたメッセージです。
『この作品は、東日本大震災の直後に制作した作品です。津波に飲み込まれてゆく東北の町並みや人々を、延々と繰り返すテレビ画面から目をはなすことが出来ず、涙を流しながら彫刻刀を握りました。

私たちの平和な日常は、なんという脆弱な土台の上に成り立っていたことでしょう。また、人災とも言える原発事故は、私たちのささやかな幸せやなんでもない日常が、大きな危険性と犠牲の上に、頼りなく乗っかっていたものにすぎないのだということを自覚させてくれました。そしてその代償の大きさが計り知れないものであることも。

これらの連作に現れる植物的な形は、生命の象徴として描かれています。生命の最大の使命は、その命を次世代につないで、種として生き延びることです。その目的のために、生命の担い手である動物や植物は、ときに戦い、ときに協調して生き抜こうとしています。

作品の中では、絶望と希望のせめぎ合いのように、黒い闇とカラフルな色調が互いを分断して描かれています。それらは単に対立しあうものではなく、画面の中でバランスを保ち、また闇の中にはさまざまな色彩が埋め込まれ低ます。これは、絶望の中には希望が包含されていることを暗示しています。

一度でもデッサンをされた方ならお分かりのように、もっとも明るい部分のそばにはもっとも濃い影が生まれます。光(希望)と影(絶望)は背反するものではなく、裏と表のように切っても切れない関係です。個々人のもっとも辛いときに、希望というものがもっとも輝くべきものではないでしょうか。

この作品の方向性としては、希望というメッセージを出し続けること。絵を見てくれる人に、難解な理屈ぬきに、それらのイメージがすんなりと伝わるように、単純明快な構図であることを心がけながら制作しました。

作品を手がけた前年に父が他界し、制作中に東日本大震災をまたいでいますので、このシリーズは黒の多い画面になりましたが、これは押し寄せてくる災厄(悲しみ)に対して、「希望」というもっともささやかな武器で立ち向かおうとする、一人の作家の戦いの記録でもあるのです。』            (2012年6月22日記)
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2013年01月19日

「爲金義勝展−希望のかたち」始まりました。 

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1月18日 〜1月29日 11:00ー18:00
gallery and cafe みるめ 東京都調布市布田2−32−8
http://mirume.com/
*1/23休み 1/18,20,27作家在廊

昨日から始まりました。
出来上がったばかりの今年の最新作『大切な人へ』というシリーズも展示しています。

爲金さんからのメッセージ
「大切なもの」
幼い頃の夢、明日への希望、家族への愛 …。私たちにとって「大切なもの」は形にならないものが多いですね。私の仕事はそれを目に見える形にすることだと考えています。皆さんの心に届く作品がきっとあると思います。寒い季節ですが、心を暖めに来てください。

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左は爲金さん 右はギャラリーのオーナー森さんです。
みるめさんは1階は吹き抜けのあるモダンなスペース、2階にはカフェ、心地いい時間を過ごすことができます。
また展覧会中は開発好明さんの「未来郵便局」も設置しています。
一年後に自分や、大切な人宛に手紙が届くポストです。

*今月は国立のwatermark のギャラリーはクローズしています。
2/7(木)ー18 (月)はwatermarkでも爲金展を開催いたします。
今後の予定
3/1-11 山本剛史展
3/20-31 岩切裕子展
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2012年05月10日

夢見ていること

本日から武田史子展始まりました。
いつもはその作家の作品だけを展示する構成でしたが、今回のテーマは
「作品と一緒に棲む」
若手作家の陶器やオブジェ、ちょっと古びた家具なども組み合わせた展示をしてみました。
実際家に飾ることをお客様がイメージしやすいようにです。
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務め人時代も含めると、アート関係の仕事はかれこれ25年くらいしていますが、自分自身がまだまだだなあと思うことも多々。
それとは別にとっても寂しく思うことは、まだまだ多くの日本の人にとって、アートは特別のもので、お勉強するものだったり、とっつきにくいものだったりします。
映画や音楽や小説、芝居の話は気軽に話題に上っても、アートの話題が出ることはほとんどないんじゃないかと思います。
誰でも小さい頃は無心に何かを描いていたり、作ったりしているし、描くという行為は人の原始的な欲求で、私たちの生まれる遥か昔から、アートは生活のいたるところで身近な存在のはずなのに。

小中高では、スケッチ、版画、粘土、油絵の技法を学んだり、絵画の歴史などを習ったりしますが、授業で、直接アーチスト本人から描いた作品を見せてもらったり、仕事に対する熱い思いを聞いたりすることはまずありません。子どもの頃、絵を描くのが何より好きだった私でさえ、画家という職業の人に初めて会ったのは18歳くらいです。本物の作品を目の前にして、いろいろな見方、作品の選び方、飾り方などを習うことは、ないように思います。授業はたいてい技法で始まって技法で終わるので、上手くできなかったりすると、私には美的センスが全くないんだ、とコンプレックスの根源となってしまいアートから遠のいてしまいます。
世の中の大多数の人はアーチストになるのではなく、観客になるのですから、本当は技法よりアートの楽しみ方を学校で教える方が大切なんじゃないかと思うくらいです。

西洋美術館や国立新美術館は平日でも超満員の大盛況ぶりです。観賞する人はもの凄く多い。アートというものは出掛けて行って観賞するもので、生活の中に取り入れるものではないと思われているのかもしれません。 服に1万円を払うのはそれほど躊躇しませんが、1万円で作品を買うという行為はもの凄くハードルが高いのです・・・。
この作品は1万円の価値があるのか?この作品を選ぶのは正しいんだろうか?自分が試されている気持ちになるのかもしれません。
作品を自分の目で選んで、買い、身近に置く。手放さない限り作品とは永久的なお付き合いになります。
この作品のどこに惹かれたのか?なぜ自分はこの作品を選んだのか?自分自身の潜在的なものと向き合うことになります。そして、その作品を見る度、選んだ時の状況、背景、その時の自分の気持ちを思い出すことになるのです。これって凄いことです。
その作品を制作したアーチストの感性に惹かれるということは、自分の中にもそのアーチストとある部分は同質のものを持っているということです。作家の人生とある意味リンクすることにもなります。作品を通じて作者と出会い、そして実際に交流するきっかけが生まれ、作家のサポーターにもなれるわけです。これは他のお買い物ではなかなか生まれません。

若手作家の作品なら数千円から買えます。
そしてそれは間違いなく、部屋を今までとは違ったものにします。
飾る事によって、せっかく飾ったんだから部屋のここは綺麗にしておこうという気持ちになります。
うちは飾るところがないから・・とよく言われますが、日本の住居事情を考えるとうなずける部分もあります。でも飾るところがないのではないのです。飾るつもりがないからなのです。
NYの裕福ではないつつましいコレクター夫婦のドキュメンタリー「ハーブ&ドロシー」でドロシーが言った言葉がとても印象に残りました。
‘あなた方は膨大なコレクションを持っているが、そのコレクションのほとんどを飾ることはない(部屋があまりに狭いので)。ただ仕舞っておくだけで意味はあるのか?’インタビュアーの質問に、ドロシーが答えました。「大好きな本だからと言って、毎日本棚から引っ張り出して、眺めたり、読んだりしたりしないでしょ。それと同じことよ。」

今回はずいぶん長い文章になってしまいました。
話しは初めに戻りますが、今回の武田史子展の展示は、そんなことにちょっとこだわってみました。「夢見ていること」とはアートが特別なものではない日がいつかやってくることです。

武田史子展  2012年5月9日(水)‐19日(土) /14(月)休み 
ギャラリーFUURO (ふうろ) Open 12:00-19:00(31日 17:00まで)
東京都豊島区目白3-13-5イトーピア目白カレン1F (JR目白駅より徒歩2分)
Tel&Fax  03-3950-0775 http://gallery-fuuro.com/


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2012年04月14日

a day in the life 〜作品と一緒に棲む 「武田史子展」

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(clickすると拡大でご覧になれます。)

“ふだんの暮らしの中に自然に溶け込んで
より心地いい
「作品と一緒に棲む」
そんな展示にこだわって
武田さんの銅版画作品を紹介いたします。”

新作と今までの作品から約20点、
武田さんの作品にあわせてfuuroさんにセレクトして​いただいた器やオブジェとの組み合わせもお楽しみ下さい​。
最新情報はこちら>>

IMAGINE FUKUSHIMAの活動はいろいろ試みながら続けていきます。
今回の売上の一部を震災・福島復興支援へ寄付いたします。(寄付先は追ってご案内いたします。)
*企画ウオーターマーク アーツ&クラフツ(清水)

2012年5月9日(水)‐19日(土) /14(月)休み
会場:ギャラリーFUURO (ふうろ)
 Open 12:00-19:00(19日 17:00​まで)
東京都豊島区目白3-13-5イトーピア目白カレン1F​ (JR目白駅より徒歩2分)
Tel&Fax  03-3950-0775 http://gallery-fuuro.com/

TAKEDA FUMIKO EXHIBITION  9-19 MAY 2012
12:00-19:00
GALLERY "FUURO"
3-13-5 MEJIRO,TOSHIMAKU,TOKYO phone:03-3950-0775
http://gallery-fuuro.com/

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2011年04月27日

忘れられない一週間

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だいぶ経ってしまいましたが、4月12日に無事「武田史子展」終了しました。
始まる前は、自粛・キャンセルムード、計画停電などで、展覧会を延期するべきか、決行するべきか、悪いニュースがどんどん大きくなる中、いったいお客様が来てくれるものだろうか、こんな状況の最中、自分の仕事には意味があるのか、などいろいろ悩みましたが
たとえお客様がほとんど来なくて、売上がゼロだとしても、自分は微力ではあるけれど、アートを介して、見た方に、ふと和んでもらえたらそれだけで十分なんだと・・。

しかし私の予想に反して、桜の開花とともに 初日から連日、お客様がたくさん来て下さいました。
(会期中も大きな余震続きでドキドキでしたが・・)
P4071022.jpgP4111038.jpgP407102.jpg武田史子さん

武田さんの展覧会を毎回楽しみにしていたんだというお馴染のお客様たち、通りすがりの方、友人知人達、ご近所の方々・・、
しかも今までよりも作品をお求め下さる方が多く、正直驚きました。
初めてご覧になり、家の中を明るくする作品と出会えたから、
震災ですべての予定が狂ってしまったけど、こんな時だからこそ一番好きなものを身近に置きたい、
武田史子さんにも、私にも頑張ってもらいたい、
お客様がお求めになる理由は様々ですが、アートで元気になっていただきたいと思っていたのに、逆に私の方が皆さんからたくさんの元気をいただいてしまいました。

この一週間は忘れられない会期となりました。
これから先、いろいろ躓いたり悩むことはあると思いますが、その時はきっとこの展覧会のことを思い出すに違いありません。
来て下さった方皆さんに心からお礼申し上げます。
本当にありがとうございました。



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2011年01月24日

武田史子展(国立)のご案内です。(4/7-12)


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国立での「武田史子展」も次回で8回目となります。前回から2年以上経ってしまい、近隣のお客さまからは「国立での開催は?」と度々お問い合わせをいただいておりましたが、ようやくこの春開催いたします。

4月7日(木)−12日(火)11:00〜18:00(最終日17:00まで)
「アートスペース88」にて
東京都国立市中1-9-66(JR 中央線国立駅南口徒歩1分) п@042-577-2011

今回は近作と、ご要望の多い、なかなか見ることのできない90年代の旧作の2部構成です。
また武田さんが今回の個展の為に、版画が1点セットされているアコーデイオン式のミニアルバムを作って下さいました。すべて武田さんによるオリジナル。(限定3部)
どうぞお楽しみに。


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2010年11月22日

武田史子 銅版画展開催中です。12/5(日)まで


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モノトーンだけの静物からは、色彩を感じさせ、建物の作品からは、どこかで見たような、けれど どこにもない風景を見せてくれる武田さんの世界。
近作を中心に 少し懐かしい昔の作品も少し。約25点展示しています。

12/5の最終日は13時から15時まで武田さんが在廊されています。

11/19|金|-12/5|日|
会場/ギャラリー&カフェみるめ(調布)
Open 11:00-18:00(最終日 17:00まで)
11/24・12/1は休み

東京都調布市布田2−32−8(調布駅徒歩3分)
Tel&Fax  042-488-2120 http://mirume.com/

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2010年08月03日

感謝御礼。

山本剛史展、7/31で終了しました。

会期中ずっと連日35度の猛暑でした。
さすがに気分が悪くなるほどですので、お客様はそれほどお見えにならないのでは・・と心配してましたが、山本さんの作品の魅力とお人柄で、連日多くの方が来て下さいました。
こんな暑さの中、本当にありがとうございました。

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IMG.jpg「untitled2010 XU」

2年後くらいにまた山本さんの新しい作品展ができたらと思っています。

夏は少しお休み。
秋からは5本の企画展。
忙しくなります。
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2010年07月23日

山本剛史さんの作品いろいろ 

昨日から山本剛史展始まりました。(ギャラリーFUURO)

P7210356.jpg今はなき国立(くにたち)駅舎の銅版画作品。




















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P7220383.jpg出来たてほやほや、新作のくじらのオブジェ(¥31,500)
一部に版画が埋め込まれています。








P7220381.jpg素敵な置時計。やはり版画が使われています。













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1階には最新作の銅版画 今はもうなき歴史ある建造物である「糸魚川車庫」のシリーズ。そしてボックスオブジェ、時計のオブジェなどカラフルで楽しげな展示です。2階はこれまでの代表作をご覧いただけます。
26日までは山本さんも在廊されています。







posted by shimizu_noriko at 00:41| Comment(2) | TrackBack(0) | prints 版画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする