2011年07月27日

ドキュメンタリー映画『100,000年後の安全』

ドキュメンタリー映画『100,000年後の安全』2009年/デンマーク、フィンランド、スウェーデン、イタリア
http://www.uplink.co.jp/100000/

見てから大分経ってしまいましたが、今更ですが忘れないようにと記しておきました。
このドキュメンタリー、軽く期待&予想を裏切られました。放射能がどれほど危険で半永久的に地球・生物に多大なリスクを与え続けるのか・・反原発というのがメインテーマだと思っていました。

「フィンランドのオルキルオトでは世界初の高レベル放射性廃棄物の永久地層処分場の建設が決定し、固い岩を削って作られる地下都市のようなその巨大システムは、10万年間保持されるように設計されるという。 廃棄物が一定量に達すると施設は封鎖され、二度と開けられることはない。しかし、誰がそれを保障できるだろうか。10万年後、そこに暮らす人々に、危険性を確実に警告できる方法はあるだろうか。彼らはそれを私たちの時代の遺跡や墓、宝物が隠されている場所だと思うかもしれない。そもそも、未来の彼らは私たちの言語や記号を理解するのだろうか。」オフィシャルサイトより。

放射能が無害になるまで10万年かかると予測し、今から10万年の間、未来の人間が決して、この施設の扉を開けないようにするにはどうしたらよいか、未来の人間に、この多大な危険を知らせるベストな方法は何なのか?がメインテーマでした。
施設そのものが10万年持つのかもわからない。(というか持たないと考えるのが当然です。)ネアンデルタール人から現代まで1万年。10万年後には、危険を伝える為の現代のどの言語も存在してないだろうし、フィンランドという国も存在していないでしょう。人類そのものも絶滅しているかもしれない。人の想像をはるかに超えた途方もない未来の為に企業・国家レベルが予算を使って、真剣に研究をしていることがショックでした。知識のない私からすれば、これは全く徒労に終わるに違いないと思えたからです。
日本はと言えば数カ月先の首相が誰になっているかも予測できない国。私にはフィンランドの研究の是非はわかりませんが、最終処理場を、どの国に押し付けることなく自国内に設け、遥か遠い未来の人々を核の脅威から守るために、毅然とした態度を貫いている、徹底して情報公開しているフィンランドという国にとても興味を覚えました。
原子力はクリーンでもなければ、コスト高でリスクだらけなことだけはよく分かります。


posted by shimizu_noriko at 14:56| Comment(0) | TrackBack(0) | その他 etc, | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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