2015年08月22日

Moonglow ー 榎本悦子展 9/10-19



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磁器のいろいろな可能性を見せてくれる榎本さんの作品。
2年半ぶりの新作展です。

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一年で一番「月」が気になる9月、タイトルは「Moonglow」
「月光ーmoonlight」 は普通すぎるので、何かの力を秘めた光を感じていただきたくて、付けました。
ジャズのスタンダードナンバーですが、私が思い出すのは、キム・ノヴァク、ウイリアム・ホールデンの映画「ピクニック」のロマンティックなテーマ曲「ムーングロウ」の方。
静かで柔らかく、あたたかくて熱い、そんな-ひかり-を感じる展示になるといいなと思っています。

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和紙を練り込み、薄く溶いた粘土を丁寧に鋳型に塗り重ねて焼成した作品は、磁器とは思えない意外な風合いと軽やかさが魅力です。

今回は壁付けのオブジェのほか、あかりをテーマにした出品を予定。

薄づくりの作風を活かしたアートに挑戦します。


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関連インフォメーション・更新情報はこちらで → 「榎本悦子展 -Moonglow-」 Facebookページ

→前回2013年榎本悦子展の会場風景


榎本悦子展 -Moonglow-  Enomoto Etsuko exhibition   2015 9/10(木)ー19(土) 12:00-18:30
★9/12(土) 18:00-19:30
kaonnさんのおつまみとお飲物をご用意して、ささやかなパーティーを催します。
お気軽にお越しください。
参加費¥500



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posted by shimizu_noriko at 14:56| Comment(0) | TrackBack(0) | craft | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月12日

8.6 8.9 8.11 3.11

半年後の来年2/18-23 コートギャラリー国立にて開催することにしました「第三回IMAGINE FUKUSHIMA展 」
次回の展開に頭を悩ませ、時間ばかり経過していましたが、ようやくこの夏始動しました。
展覧会主旨を考えるならば毎年開催すべきでは?とも思いましたが、友人らに助けてもらいながら、進めているこの企画は、持ち出しすることも少なくなく、精神的にも体力的にもかなり疲弊するので、1年おきに開催しています。本当はやらない日が早く来ることを祈りながら。
世の中が悪い方向へ向かいつつある嫌な空気に、自身のちっぽけな抵抗を示したいのか、 
自分の仕事の意味を探し続けたいのか、いずれにせよ自己満足には違いありません。

第一回、第二回は総数20名の作家に協力いただき、チャリティーを主軸とした展示でしたが、さすがに3.11から5年も経った3回目は、関心も寄付も極端に少なくなるのは火を見るよりも明らかなので、次回は寄付をうたうより、作品そのものが「核心」に近いものでなくてならないだろうという気はずっとしていました。


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「龍の鱗展」リーフレット 展覧会パンフ「百の太陽に灼かれて」第五福竜丸元乗組員 大石又七さん(新井卓さん撮影)


《六本木クロッシンング2013》森美術館で開催された、「あらゆる社会通念や既存の制度に向けられた疑念(ダウト)から、アートを通じてどのような生産的な議論を生み出せるか?」をテーマにした「Out of Doubt」展にて、新井卓さんの「第五福竜丸」「飯館村」のダゲレオタイプ(銀板写真)の作品に初めて出逢い、こんな表現があったのか!と驚きました。

170年前、写真黎明期に生まれたこの古典技法、ピカピカに磨きこまれ鏡となった銀の表面に直接画像を写しとるのですが、その解像度は最新のデジタルカメラの遥か上をいくレベルだそうです。
複製も引き伸ばしもできない1枚限りのデリケートな写真。しかも撮影には長い露光時間が必要で、画像を写し取るのに数分かかるとのこと。
1枚の写真を撮り始めてから撮り終わるまでに、時間が経過しており、同じ風景は二度と巡ってこない、本当の意味で一期一会の瞬間そのものの写真。
瞬間を切り取るシャッターを押す人間が主導権を握るのでなく、被写体が圧倒的な主導権を握る、あまりにも不自由な撮影方法

新井さんの作品はイメージが静かに、しかし強く問いかけてきます。
特に飯館村のシリーズは、「かつてこの村にこんなことがあった」と古い写真を見ているような錯覚にとらわれますが、紛れもなく「現在」を写し取ったものであり、古典技法ゆえ「風化」を感じさせるその画面からは、忘却と消滅に抗い、過去と未来をつなぐ、強い意志を感じさせます。
その頃から漠然と、けれど強く、IMAGINE FUKUSHIMAで新井さんの作品展示ができたらなあ、と妄想していました。
作品集を取り寄せ、ほんの少しメールのやりとりをさせていただいただけで、ほとんど面識もなく、しかも現在、新井さんの活動は主に海外。どう考えても無謀過ぎる。無謀すぎて失礼にならないだろうか?当たって砕けろで、恥ずかしい思いをするのはどうせ自分だけ、と今年初め、恐る恐る「第三回IMAGINE FUKUSHIMA展 」の参加お願いのメールをしたところ・・・20分後に「ぜひよろしくお願いします。」との返信が。
細かいことを何も聞かず、すぐにOKをしてくださった新井さんのあまりの邪推のなさに、自分たちからお願いしておきながら、驚いたのは言うまでもありません。

「第三回IMAGINE FUKUSHIMA展 」2/18-23 コートギャラリー国立
新井卓(あらいたかし)さんにもご参加、フォト・ギャラリー・インターナショナルさまにもご協力いただけることとなりました。
「福島第一」の大作を中心に、近作も含め小品も展示させていただく予定です。また一部の作品は販売(売り上げの一部は寄付)、新しく出版される作品集も会場で販売いたします。

新井卓さんは、現在、夢の島の第五福竜丸展示館
「竜の鱗」展 / Solo Show “Dragon’s Scales”
ヒロシマ・ナガサキ被爆70年 新井卓 ダゲレオタイプ展を開催中です。
代表作「第五福竜丸」が見られる数少ない機会です。

<展覧会プレスリリースより>

ダゲレオタイプ(銀板写真)で作品を発表する写真家・新井卓が、第五福竜丸展示館で初めての写真展を開催します。
東日本大震災の瞬間、第五福竜丸から採取された「水爆ブラボーの死の灰」を撮影していた新井は、以来、福島、広島、長崎、アメリカそして第五福竜丸を撮り続けてきました。ヒロシマ・ナガサキ被爆70年の今夏、世界で最初に核爆発実験が行なわれた7月16日を起点に89日間の展覧会です。

◉会期:2015年7月16日(木)〜10月12日(月) 9時30分〜午後4時 *月曜休館 (月曜が祝日の場合は翌日休館)


IMG_2715.JPG第五福竜丸展示館内部


IMG_2722.jpg第五福竜丸エンジン



posted by shimizu_noriko at 13:53| Comment(0) | TrackBack(0) | IMAGINE FUKUSHIMA・震災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする