2015年04月18日

「Zhou Hao 周豪展」残すところあと2日です。

Zhou Hao 周豪展 前期・後期に分けた会期も残すところあと二日。4/20までです。
周さんは 4/19 在廊予定です。
想像していたより、この空間とあまりにも相性がよかった周さんの作品。多くのお客様からも同じ感想をいただき、ほっとしています。このままずっと展示していたい、会期が終わるのが名残惜しい気持ちです。

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私が最初に周さんの作品に出会ったのは、20年くらい前の美術雑誌での紹介だったと記憶しています。竹崎勝代さんが周豪さんのファンで、そのご縁で周さんが、うちでの竹崎さんの個展に何度か来て下さり、お話するようになりました。ですので今回の展覧会のきっかけを作って下さったのは竹崎勝代さんです。
当初拝見した頃から周さんの作品は、どんどん変わられています。
最初の頃、日本では版画家と紹介されていましたが、その頃制作されていたリトグラフは今はされていません。現在、表現の中心は油彩です。
墨絵やドローイング作品は、思考を排除して、あるがままに手にゆだねる、ライブのように感覚的で本能的な速やかな動き。逆に油彩はじっくり時間をかけて、自身の美学に際限なく近づける作業。
線に見える部分は、線を引いたのでも、削ったのでもなく、延々と「余白」「間」を塗りこめていく作業の果てに、生まれてきた線。
絵画として成り立つぎりぎりのところまで、余計なものを排除しています。
周さんの言葉を借りれば、「油彩で解決しようと思っている問題は、絵画性と色気をどう消して行くかである。目指すところは、見せ場のない見せ場、色気の抜かれた色気、そして形も色も絵の後ろから生えて来たかのような自然な画面、’簡素’ゆえに’豊饒’、絵にした絵ではなく、絵になった絵である。」
本来、創作の 要因である、「イメージ」「色」「かたち」。それらを限りなく消していく試みは、果てしない永遠の旅のような作業なのかもしれません。


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周さんの幼少のころの中国での思い出。文化大革命を経て、上海から単身日本に渡り、1983年武蔵美に入るまでの壮大な物語。

@ウォーターマーク アーツ&クラフツ 最終日4/20は17時まで
WATERMARK arts & crafts  186-0002 東京都国立市東2-25-24-2F 042‐573-6625


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2015年04月07日

Zhou Hao 周豪展  後期 -Composition- 始まります。

【前期】の紙による作品展は3/20に、ご好評のうち終了いたしました。
【後期】の油絵具による作品展は、4/11より始まります。

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十数層もの絵の具(音色)が塗り重なり、作品の芯となる線を引き出す為
あらゆる余分なものを排除した、究極の簡潔さへの追求。

「僕にとっての絵画とは、余計な物を消し去った結果である。消し去ることで、却って豊かさを獲得することに神秘をずる。「簡素」ゆえに「豊饒」。目指すところは、形も色も絵の後ろから生まれて来たかのような画面、絵にした絵ではなく、絵になった絵である。」

昨年のあーとらんどギャラリーさんでの個展に寄せての周さんの言葉。

「簡素」ゆえに「豊饒」、まさに周さんという人を表す言葉でもあります。

作家の筆塚 稔尚さんがFBでこう書かれていました。「僕は周さんのそぎ落とした、そして静かでいて芳香な絵肌はとても好きだ。饒舌で描き過ぎる最近の表現の片方で、こうした佇まいの良い作品を今見ていたい。」


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今の作風へと大きく転換される時期の、周さんにとって手放しがたいこの作品も、何とかお願いして展示させていただくことになりました。

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Zhou Hao 周豪展 【後期】 ーComposition  2015. 4. 11Sat - 20Mon
ー タブローを中心にー
*周さんは 4/11,4/12,4/19 在廊予定です*

この後、周さんはしばらく上海で制作されますので、ぜひこの機会にご覧くださいませ。

@ウォーターマーク アーツ&クラフツ
WATERMARK arts & crafts  186-0002 東京都国立市東2-25-24-2F 042‐573-6625


posted by shimizu_noriko at 03:16| Comment(0) | TrackBack(0) | art | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする